豆知識

リースとレンタルの意味の違いと使い分け方がわからない事件

TSUTAYAで映画のDVDを借りてきた時にそれは起きました。

さあ見るぞーとDVDが入ったケースを取り出し、何気なく裏側をみていると

ある文字が目に飛び込んできました。

 

「【リース終了】●●月××日」

 

リース

就活してたときにリース業界やリース会社という言葉はきいていたので初耳というわけでもなく

何となく借りる的な意味だとは知ってはいました。

 

 

でもレンタル店でレンタルしてきたレンタルDVDの裏面に

リース」と書いちゃってるとなると違いが気になっちゃったので

いつもの感じで調べてみました。

 

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リースとレンタルの違い

 

 

リース」も「レンタル」もどちらも貸し借りするという意味で使われている点は共通しています。

ですが、目的や貸し借りの期間によって区別がされています。

 

 

日常生活でよく耳にするのはレンタルのほうですが、

DVDだからレンタルでコピー機だからリースというように

賃借する対象による区別はありません。

主に次のような違いがあります。

 

違い1:目的

 

事業等で長くに渡って継続的に導入、使用する目的の場合は「リース」を使います。

オフィスを開いたからマルチプリンターを借りる、

ビルを建築するために足場や重機を借りる場合などに用いられます。

 

 

一方で「レンタル」は一時的に使用する目的の場合に使います。

1週間で返却するDVDや、年に1度ある発表会に使うプロジェクターなどを借りる場合に用いられます。

 

レンタルのほうがリースよりも限られた目的で利用されることが多いです。

 

違い2:期間

 

目的と関連しますがリースのほうがレンタルよりも借りる期間が長いです。

 

 

レンタルは短くて数時間から、日単位、月単位であることが多いです。

一方リースは期間が長く、年単位の契約であることが一般的です。

 

違い3:対象ユーザー

 

リースもしくはレンタルする相手(ユーザー)にも違いがあります。

 

リースは特定の相手に対する貸し出しで、顧客は主に法人です。

一方でレンタルは不特定多数の相手に対する貸し出しで、顧客は主に個人です。

 

違い4:中途解約の可否

 

契約を結んで借りたものの契約期間中に何かあって使わなくなってしまうことがあるとします。

 

 

使わないのに借り続けるのはもったいないからと中途解約したくなった場合、リースの場合は原則できません。

レンタルは可能ですが貸主によっては違約金が発生する場合があります。

 

違い5:状態

 

リースされるものは新品であることが多く、レンタル品は1回以上使用されたものであることが多いです。

 

リース会社は顧客の要望に合った商品を外部で購入、レンタルレンタル会社の所有物の中から

顧客に貸し出しているからです。

 

 

リースとレンタルの使い分け

 

 

上で紹介した違いを表にまとめました。

この表をもとに借りる目的や期間を当てはめていけば使い分けができると思います。

 

リースレンタル
目的長期継続で使用一時的に使用
期間長期短期
対象ユーザー特定の相手不特定多数
中途解約出来ない出来る
状態新品仕様品

 

例えばリースレンタルどちらにも当てはまるものの1つに車があります。

旅行先で3日間観光で車を使いたいということであればレンタル

新しく立ち上げた営業所で営業車として車を借りたいということであればリースということになります。

 

 

また、最近漫画のレンタルが流行っていますがこれが個人で読むのが目的ではなく

美容室や食堂に置いて待っているお客さんに読んでもらいたいという目的であれば

レンタルでなくリースのほうが適切です。

 

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最後に

 

 

今回は似たような意味を持つ言葉「リース」と「レンタル」の違いと使い分けかたについてまとめました。

 

リース⇒特定の相手に長い時間貸す

レンタル⇒不特定多数の相手に短い時間貸す

 

ということになりますね。

 

 

日常生活でリースが出てくる場面はあまりないと思いますが、

今後もしかしたらリースするかレンタルするかの究極の二択を迫られることがあるかもしれません。恐怖!

 

そんなときに軽くこの記事のことを思い出してもらえたら嬉しいなと思います。

 

ありがとうございました。

 





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