VBAプログラミング

【VBA】変数のデータ型とその種類、格納できる値の範囲

VBAプログラミング覚え書きの前回からの続きになります。

前回の「変数」はコチラ

 

今回は『データ型』についておさらいします。

 

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変数のデータ型

 

 

プログラムを実行するときに色々な値を格納しておくことができるとても便利な変数。

そんな変数には『型』というものが存在します。

 

 

データ型とは、【変数に格納できるデータの種類】のことです。

型によっては格納できる値とできない値があったりします🖊

 

 

データ型のイメージ

 

 

突然データには型がありますと言われても、何のことやらわからないかもしれません。

 

変数を「容器」、格納する値を「容器に入れるもの」とイメージすればわかりやすいと思います。

 

例えば、変数である容器には段ボール箱やザル、バケツなど様々な材質や形をしたものがあります。

対して値となるものも水や塩、リンゴなどいろいろあります。

 

しかし、入れるものによっては容器に上手く入りきらなかったりこぼれてしまうものもあります。

 

段ボール箱に水を入れようとすると箱がふやけてこぼれてしまうし、ザルに塩を入れると隙間からサラサラと流れ落ちてしまいます💦

このように、変数とそのデータ型にも相性があり、格納できる値は異なります。

 

 

 

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データ型の種類、格納できる値の範囲

 

 

データ型には以下のような種類があります。

 

値の種類データ型格納できる値の範囲
文字列String約20億文字
数値Integer-32,768 ~ 32,767
数値Long-2,147,483,648 ~ 2,147,483,647
数値Single負:約-3.4×10(38乗)~-1.4×10(-45乗)
正:約1.4×10(-45乗)~1.8×10(38乗)
数値Double負:約-1.8×10(308乗)~-4.0×10(-324乗)
正:約4.9×10(-324乗)~1.8×10(308乗)
数値Currency-922,337,203,685,477.5808 ~
922,337,203,685,477.5807
日付Date日付:西暦100年1月1日~西暦9999年12月31日
時刻:0:00:00 ~ 23:59:59
オブジェクトObjectbookやWorksheetなどのオブジェクト
真(True)・偽(False)BooleanTrue,False
全てVariant約20億文字

 

多いので最初は覚えにくいですが、よく使うものは限られてくるのではじめから全て覚える必要はありません。

実際に使いながら覚えていきましょう。

 

最後に

 

 

今回は変数の『データ型』について、例を交えたイメージと実際にどのような型があってそこにどんな値が入るかを表の形で書き留めました。

 

プログラミングを始めたてのときはそのままプログラム通りに理解しようとするとかえって混乱してしまうことがあるので日常で使うようなものに置き換えてイメージするとすんなり頭に入ることが多いです^^

 

 

 

後半の表はデータ型と格納できる値をまとめたものになりますが、

実際に使用するときは色々なことを考えて使う型を選択します。

 

例えば、integer型とLong型にはどちらも数値が入りますが,Long型のほうが幅広く格納することが出来ます。

それどころかVariant型には何でも入ってしまいます。

 

それなら数値の場合はいつもLong型やVariant型を選べばいいと思ってしまいがちですが、

integer型を選択したほうが良い理由もちゃんとあります。

 

 

次回はその理由の解説含め「データ型」についてもう一歩踏み込んで書き留めたいと思います🍀

 

ありがとうございました。





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