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【国宝】興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」で仏像の迫力に圧倒されてきました    

東京に遊びに来た両親から上野の博物館で仏像の展示会があるから時間があったら来ないかと誘われ          

行ってきました。

 

正直最初はあまり興味ありませんでしたが

普段見ようと思ってもなかなか見れなくて貴重だし勉強になりそうだったので行ってみることにしました。  

    

それに同じような成り行きで前に行った大英自然史博物館展がとても面白かったので行ってみると良い意味で期待を裏切られました💫

             

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興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」

 

 

興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」は上野公園内にある東京国立博物館で

9月26日(火)から11月26日(日)まで開催される展示会です。

 

 

運慶といえば東大寺南大門の金剛力士像を造り上げた有名すぎる偉人ですね。  

 

 歴史の教科書に登場するので一度は目にしたことがあると思います。   

修学旅行で金剛力士像を見てその迫力に圧倒されたという方も多いのではないでしょうか。          

             

運慶は数多くの仏師(仏像を造る人)の中でも圧倒的に高い評価を世界で受けています。  

 

しかし、運慶が造ったと正式に認められている作品は少なくわずか三十数体といわれており日本中に散らばっています。             

             

そんな運慶と深いつながりのある奈良県の興福寺中金堂がおよそ300年ぶりに再建されるということで      

日本各地に散らばった20体以上の作品が東京国立博物館に一堂に会すという

運慶作品史上最大規模の展示会が実現しました。   

             

奈良県生まれの私としては特別なご縁を感じます^^

 

             

また、今回の展示会では運慶の作品だけでなく父・康慶や息子・湛慶康弁の作品も登場します。             

親子3代による作品が並ぶことで親から子へどのようにして作風が伝承されていったかという変遷を楽しむことも出来ます。      

             

             

「運慶」の感想

             

会場に入るだけで一苦労   

             

まず会場である東京国立博物館に入るのが大変でした。

          

比較的空きそうな時間を狙って入館待ちの列に並びましたが

係員さんが持ってたボードを見ると「現在50分待ち」…   

 

休日であることに加えてもう終わりが近いということもあるのか

予想以上の長蛇の列が出来ていました。             

 

 

会場に来る途中に前を通った美術館で開催されている「怖い絵展」の150分待ちに比べたら

まだ短いですがそれでもなかなか長いです。          

 

寒さを堪え、やっと中に入れたと思ったら超混雑しているのに上りのエスカレーターで

みんな左側に一列に並ぶのでもともと4列だったのが1列になりさらに進めず(笑)

 

※イメージです

 

ちゃんとマナーを守るのは日本人の素敵なところだけどこういう時は2列になってもいいんじゃない?      

と思いながらも前にならい一列に💦

日本人のいいところだと思います⭐笑

 

その迫力に圧倒

 

やっと中に入るといきなり2メートルを超える仏像が出迎えてくれました。

実は入るまで実物ではなく写真とか書物だけの展示会だと思ってたので本物があってびっくり(;゚Д゚)笑

 

撮影は禁止だったので出来ませんでしたがイメージはこんな感じです⭐

いきなりラスボス( ゚Д゚)

 

大きいものや小さいもの、全身のものから小さなものまで様々でしたが

細部まで繊細につくり込まれていて今にも動き出しそうな造形は全て大迫力で

最初から最後まで圧倒されっぱなしでした。

 

展示会ならではの角度

 

この展示会のポイントとして、あらゆる角度から作品を見ることが出来ます。

通常、所蔵されているお寺で見るときは正面からしか見ることが出来ません。

 

 

しかし、「運慶」では中心に展示された仏像を周りから見る形になっているので

横からも後ろからも見ることが出来ます。

 

 

普段では見られない羽織りもののひだや後頭部を見ることが出来、とても貴重でした。

 

仏像の”中”に眠るお宝

 

今回いちばん興味深かったのがこれです。

 

最先端の技術で、空洞になっている仏像内に何かが納入されていることがわかりました。

X線CTによる検査の結果、像内に五輪塔や水晶が納入されている作品があります。

 

 

外からは見えない内側部分に金箔が施されている作品もあることから

作者はどんな思いを込めてこのようなことをしたのかが気になります。

いつか判明される時がきたらいいですね^^

 

中には小さな宝箱が納入されている作品もあり、ロマンを感じました💫

 

ちなみに像内の納入品から作者が運慶であることが判明した作品もあるそうです。

 

 

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最後に

 

 

今回は東京国立博物館で行われた興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」の概要と感想を語りました。

 

 

 

展示されている作品やその説明を見るのももちろんとても勉強になり面白かったですが

会場に足を運んでいた仏像や運慶のファンらしき方々の会話が面白かったです。^^

 

どこかから聞こえてきた「こうした地盤と積み重ねがあって世界的に評価される作品が生まれたんですねー」という言葉が妙に印象に残っています。

 

それとちょっと驚きだったのが意外に若い人が多かったことですね。🍃

 

2度目の展示会でしたがどちらも最初はあまり興味がなくても入って出るときには不思議と夢中になっていました⭐

 

繰り返しになりますが興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」は11月26日(日)まで開催されています。

貴重な体験ができるのでぜひ行ってみてはいかがでしょうか^^

 

ありがとうございました。





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